■コラム


AIを使ってみてどう感じたか?
 日本の高い山ランキングと質問して、AIでは、1分以上かかったそう。
対して検索では、「日本の高い山ランキング」と入力して1秒もかからず出てきました。
検索では、得られる情報が自分の目的にあったものか、自分で判断するので、周辺情報やそれ以外の情報も集められ、より深く学べ、正しい文章が作成できます。
しかし、AIでは、一つの回答文章として提供されます。Being aiでは、参照リンクを教えてくれるが、それ以外では、参照リンクを教えず、回答文のみとなります。
その結果、それが正しいかどうかを判断する情報を得られなくなります。
 また、AIによる回答の場合、それに対する根拠が無いにもかかわらず、強硬に主張する場合がああります。
例示としては、ある歌手の歌を挙げてくださいとの質問で、歌詞が検索できないにも関わらず、そのタイトルの歌が代表作であると主張する場合です。
また、SFの宇宙戦争のことについて質問しているのに、回答で、それは、コメディーと表示したりします。
Web検索で、コメディーの意味に喜劇と悲劇と書いてあるものがあるので、そのように書いたようですが、この場合は、戦争なのでコメディーなんて回答を返すのは間違っています。
このように、AIによる回答には、間違いが頻出するので、初学者に開放するのは問題があります。
間違った情報で覚える可能性や、質問の内容を考えることすら覚束ないので、
間違っているかを判断することや、間違ったまま学んだり、質問ができず回答を得られないということが発生します。
 AIは、どうしてこの状態を良しとしているのかというと、投資金額が膨大になったので、性能はともかくも、投資に見合った回収を急いでいるのでしょう。
また、明らかに間違った回答をしているのに訂正せず、他の質問はありませんかとはぐらかすのは、人間的に見ても問題があります。
さらに、参照リンクを示さないのは、何を学んだかの跡を残さないことで訴訟を避けたいからでしょう。
しかし、それでは、AIが判例で無いものを6件示し、後で裁判所の調査によって判明したように、検証しにくい状況になって、専門家でもその地位を失う可能性があり、非常に危険です。
 要は、AIを使うより検索した方がより正しく文書を作成できると考えても仕方のない状況が、今のAIサービスにはあるということです。
また、嘘でも回答する状態は、ビジネス文書作成には不向きで、対立相手を潰す目的で大量に文章を用意する場合や嘘と真実を交えて行う犯罪をしたい場合に有益と言えます。
対して、こういう問題があるから、AIには、役に立つことが全くないのかといえばそうではありません。
日本語の文章を英語に訳す場合には、検索サイト等を使って訳すよりは、ネイティブに近い訳になります。
また、日本語文章も多数習得しているので、書き上げた文章を校正して、より良い文章にする場合には、役に立ちます。
但し、個人情報等の内容が含まれる場合は、AIが学習しないようにできる有料サービスに加入する必要があります。

 尚、画像は、stable diffusionというAIを簡単に使った画像生成です。
日本語では、上手く画像生成できず、英語で画像生成しする方が良い、簡単な結果です。
この時は、無料サービスを使用したので、最後は、英語の長い文章は受付けられませんでした。
画像生成AIに関しては別に、スタンドアローン環境で利用できるWeb UIを構築したので、後程、その構築の仕方を解説します。

これが、AIを使ってみて得た感触です。

2023/06/04 18:24

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